COLUMN 英語コラム

年齢層を表現する英語表現~成人から高齢まで

2019.12.11

人の成長度や成熟度を表現する、年齢層ごとの呼び名について、前回は新生児から19歳頃までの表現をご紹介しました。今回は20歳以上の年齢層の呼び名について、英語での表現をいくつかご紹介します。

■大人・成人
adultと呼ばれる人たちのこと。法的な成人年齢は国によって異なりますが、日本なら20歳、多くの国でも18歳から20歳程度で設定されていることが多いようです。また、多数や過半数を意味する単語majority[məˈdʒɔːrəti]でも「成人」を表現できます。

これは「未成年」minorと対応しています。少し硬い表現なので、日常会話よりも法律などで目にすることの方が多いでしょう。

■中年
「中年期」はmiddle age、「中年(期の人)」のことはmiddle aged man(woman)と呼びます。中年期の年齢層は主観的・客観的な見方によってかなり異なりますが、40代後半から50代、時には60代前半くらいまでをさす場合が多いのではないでしょうか。

また、気楽に使えるものの少し雑な呼び方としてolder man(person)も似た意味合いで使えますが、年齢幅がかなり広がり、高齢者も枠内に入ってきます。

■老年・老齢・高齢者
中年を過ぎたあと、「老人」と呼ばれる年齢になると、いくつかの呼び名があります。もっとも一般的なのは「老年」がold age、「老人」がold aged man(woman)です。英国では「年上・年長者」を意味するelderという英単語を使って、elderly personとも表現します。

また、老年期の中でもさらに「高齢」になると、advanced ageで表現するようになります。最近は、oldという「年齢」を強調した言葉をさけて、senior (citizen)という表現が好まれる傾向もあるようです。

■退職者
年齢層とともに定年退職や早期退職などで仕事を終えた人に対する表現もあります。英語では「退職した人」たちのことをretiree[ritàiəríː]と呼びます。日本では会社の中で在職者と区別する時に使われることはあっても、実社会での呼び名としてはあまり聞かない表現ですね。

海外では、悠々自適な生活を早く迎えることができるという意味で、早く退職することは一種のステイタスと捉えることもあり、retireeという言葉は中年以降の年齢層では比較的よく使われます。

年齢層による呼び方は、その社会の仕組みや文化が関係しやすく、日本と海外の間に感覚の違いがでる部分もあります。文化や宗教の違いから年齢層に対する見方が異なったり、平均寿命が異なれば老人の年齢層も変わってきます。日本だけの視点にこだわらず、現地の視点を持つことも大切です。

実際の英会話の場面では、相手の立場や文化などに注意して使い分けましょう。年齢は話題になりやすいテーマであると同時に、気分を上げたり下げたりしやすい話題でもあることを認識しておきたいですね。