COLUMN 英語コラム

お米を使った食べ物の英単語

お米をもとに作られる「餅」。日本人には身近な食べ物で、冬になると食べる機会が増えますが、英語圏の地域ではほとんど見られません。
では、英語ではどのように表現すればいいのでしょうか。そこで、今回は日本の食文化の一つである「餅」など、お米を使った食べ物の英語表現をいくつかご紹介します。

■rice cake 「餅」
cake? と疑問に思う人も多いはず。日本では餅ケーキといえば、餅粉を使ったお菓子のケーキのことを指すことが多いので、少し違和感があるかもしれません。実はcakeという英単語は、「丸く加工した食品」を意味します。
餅は確かにお米をもとに丸い形にしますので、rice cakeは間違いではないでしょう。「新年には餅をつきます」と表現するときは、We pound steamed rice to make rice cake in New Year.のように、餅「rice cake」を作るには、steamed rice「蒸した米」をpound「つく」となります。

■rice porridge[pɔ'ːridʒ] 「おかゆ・雑炊」 
まずはおかゆと雑炊の違いから。おかゆは多めの水で柔らかく炊いて作ったシンプルなものですが、雑炊は普通に炊いた飯に水などを加えて柔らかくしたもので、いろいろと味付けされます。
ただ、英語ではこの2つを区別せず、どちらもrice porridgeと呼びます。For patients, we offer rice porridge.「患者には粥を提供します」のように、欧米でも病人食にporridgeが出されますが、たいていはお米ではなくオートミール粥です。

■rice ball 「おにぎり」
「おにぎり」はrice ball。直訳すると米玉といったところでしょうか。塩味をきかせたおにぎりには、普段お米を食べない欧米人もそのシンプルな美味しさにびっくりしてくれるので、日本人家庭でのホームパーティでは欠かせないメニューの一つです。ただ、後日談として「うちで作ってみたけどボールにならない」という話もよく聞きます。これは、使うお米が違うことから固めにくいようです。
ちなみにおにぎりは日本語だと「握る」といいますが、英語ではform「形にする」やpress「固める」で表現します。Let’s form(press) the rice into a ball.で「ご飯をおにぎりに握りましょう」となります。

米文化を持つ日本を含むアジアにはお米を使った食べ物がたくさんありますが、米文化を持たない欧米人にそれらを紹介する時には、表現方法に工夫が必要です。その食品の形や加工方法などとriceという単語を組み合わせましょう。

今回ご紹介した英単語以外にも、rice noodle(米麺・ビーフン)やfried rice(炒飯)、cooked rice(炊いたご飯)などもあります。riceだけだと穀物としての米と思われかねないので、調理をした食べ物であることを伝えるようにします。
また、発音では「ゥライス」と小さなゥをプラスしてrを強調します。「ライス」だと、lice(シラミ)に聞こえてしまうので、くれぐれも注意が必要です。