COLUMN 英語コラム

日本の現代用語や新語を英語で表現してみよう

言葉は生き物。現代用語や新語には何十年も前から辞書に載っているような言葉もあれば、生まれたてホヤホヤの言葉もあります。

そうして生まれた言葉の中には知らぬ間に消えていくものもありますが、使う人が増えて流行が生まれ、辞書に載るほどの言葉になることもあります。

今回は現代の日本で生まれた新しい言葉が、英語でどう表現されているのかをご紹介します。

■萌え
「萌え~」とか「萌える」と会話の中で使われるようになったこの表現は、英語ではfascinate[f`æsənéɪʃən]「魅惑する」をあてることが多いでしょう。

「そのコスチュームは萌える」ならThat costume fascinates us.で表現できます。また、fetish[féṭɪʃ]、fetishism[féṭɪʃìzm]などが使われることもあり、お気づきの方もいると思いますが、これは日本語で「フェチ」と呼ばれるあの言葉です。

「萌え」は、個人的な嗜好「フェチ」にマッチするものや状況に対して使われることから、あてはめられたようです。

■イケてる・ヤバい
新語ではありますが、最近では「ちょっと古い」表現として扱われることもあり、使われる頻度は少し下がっているかもしれません。全盛期ともいえる流行の時期は去ったものの、現在では広く浸透しています。

「すごくいい」ことを表現するため、英語にすると、cool、too cool、so cool、turn on「興奮させる」、awesome[ˈɔːsəm]「素晴らしい」などが使われます。「コレ、ヤバくない?」は、Isn’t it awesome?のように表現されます。

■へこむ・キレる・浮く
「へこむ」は落ち込むことなのでget depressedやfeel downがちょうど良い表現です。「キレる」はただ怒るだけでなく、自制心や堪忍袋が切れた状態なのでlose ones temper.で英訳できます。

「浮く」は、周りに溶け込めない状態のことで、仲間の輪から浮いているならout of circles、また良い意味で目立って浮いている場合には、stand outで表現することもできます。

「彼はキレた後、必ずヘコむ」なら、After losing his temper, he always gets depressed.、「彼女はクラスで浮いちゃってる」ならShe is out of circles in class.などと言うことができます。

■イタい・さむい
どちらもその場に合わない言動などに対して使われる表現で、その使い方はよく似ています。

ただ、英語にする場合には、少し違って「イタい」ならbitter「苦い」やharsh[hάɚʃ]「耳障りな・不快な」を、「さむい」に対しては「寒い」という語源を活かしてair frozen「凍りついた空気」を使う傾向が強いようです。

「あのセリフはイタい」That’s a harsh word.、「うわ、さむっ」Ow, it’s like air frozen.のように使います。

日本の若者は、新語を作り出す能力において世界トップクラス。日本から発信されたこれらの新語は次々に各国の言葉に変換されて、実際に使われています。これらの新語の英語訳は、英語の授業ではほとんど出てくることはありませんが、若者同士の会話や雑誌、アニメなどでは使われることがあります。これらも日本文化の輸出の一例といえるかもしれませんね。