COLUMN 英語コラム

商品名が名詞や動詞として
使われるようになった英単語

もともとは会社の名前や商品のブランド名だったものが、頻繁に使われているうちに、一般的な名詞や動詞としても使われるようになった英単語があります。会話の中にそんな単語が紛れこんできた時、知らずにいると意味が分からず混乱してしまうこともあります。そこで今回は、代表的な例をいくつか挙げてご紹介します。

■Band Aid 「バンドエイド」
英語で「絆創膏」は、adhesive[ædhíːsiv] plasterやsticking plasterと表現します。Band Aidはその製品名でしたが、広く使われるうちに一般名称として使われるようになりました。日本語でも「バンドエイド」は、一般名称としても使われていますね。ただし、イギリスの日常会話では、絆創膏はplasterを使うのが一般的のようです。

■Kleenex 「クリネックス」
  Kleenexは、日本でも知られているティッシュのブランド名です。英語では、ティッシュそのものを指す一般名称としても使われます。チリ紙を表すtissue [tíʃuː] という単語も使われますが、会話の中では、I need a Kleenex because I have a runny[rˈʌni]nose.「鼻水が出るので、ティッシュが欲しい」のように、Kleenexが登場することがあります。

また、チリ紙を「ティッシュペーパー」と呼ぶのは日本語だけで、英語のtissue paperは包装などに使う薄い紙を意味しますので、注意が必要です。

◆Hoover 「フーバー」
欧米で有名な掃除機の会社名であり、商品名ですが、vacuum cleaner「掃除機」を意味する名詞やvacuum「電気掃除機で掃除をする」という意味の動詞としても使われています。He bought a hoover at the second hand shop.「彼は中古用品店で掃除機を買った」のように使うことができます。ただし、この単語はイギリスで使われることが多く、アメリカではvacuum cleanerやvacuumを使うことが多いようです。

■Xerox 「ゼロックス」
印刷機器の製造販売を行うアメリカの会社名で、複写機の製品名でもありましたが、「Xeroxでコピーする」が、今では「Xeroxする」=「コピーする」という動詞として使われています。Can you Xerox this form?「この用紙をコピーしてもらえますか?」のように使います。この単語は、アメリカで使われることが多く、イギリスではもともとのphotocopy「コピー(写真複写)する」が使われます。

これらの言葉は文化や生活に密着しているため、例えば、Band Aidを使う人はアメリカ英語で、plasterやhoover使う人はイギリス英語で育った可能性が高いといえます。会話の中からその人が育った地域を想像してみると、話題も広がりそうですね。