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使える!?英語コラム

  • あつさの表現、
    hot・warm(暑い/ 熱い)、thick(厚い)

    夏を迎えると、交わす会話の内容も、雨や湿気から暑さへと移ってきます。海外に出ると、季節感のある日本を羨む声を耳にしますが、熱帯夜が続く盛夏にはそんなありがたみも忘れ、ついつい暑さを理由に愚痴がこぼれがちです。でも、この暑さも期間限定。日本の夏の後には必ず涼しい秋が来ます。さて、気持ちを切り替えて、今回は「あつい」という音つながりの英単語をチェックしましょう。

    1.hot [hˈɔt] / warm [wˈɔːm] 
    これらは、「暑さ」を表す場合の単語として使われます。It's hot today.とIt's warm today.は、どちらも「今日は暑い」という意味ですが、「hot=暑い」にはうなずけても、「warm=暑い」はどうでしょう?warmは日本語では「暖かい/温かい」と訳されることが多いため、暑い日差しを受けながら、It's warm today !と話しかけられると、今日はwarmというよりhotでは、と思うこともあります。実際の英会話では、このwarmはごく自然に体感温度の暑さを表すために使われるようです。

    一方で水や物の「熱さ」を表す時にも、hotやwarmが使われます。ただし、「暑さ」とは異なり、hot water「熱湯」と、warm water「温かい水(湯)」の場合には、はっきりとした温度差があります。海外旅行先のホテルやレストランでお湯が欲しい時には、hot waterと言わなければ通じませんし、シャワーの温度が低いと苦情を言う時に使うのも、hot waterです。また、煮沸した熱湯が欲しい時には、hot waterまたはboiled [b́ɔild] water「煮沸された水」と頼みます。warm waterではぬるま湯になってしまいます。水だけでなく、ミルクやコーヒー、またスープなどの料理も、それぞれの適温によって英単語を使い分ける必要があります。

    2.thick [θík]
    物の「厚さ」を表す英単語です。a thick piece of bread「厚切りのパン」、a thick cut (slice) of meat「厚切りの肉」のように使います。本や布地の厚さも表現でき、日本語の「厚さ」と同様の使い方をする、分かりやすい英単語です。

    この他にも、「あつい」という音を持つ日本語に、「篤い(あつい)」があります。気持ちや状態の篤さを表す言葉ですが、病気の篤さ(重さ)を表す場合、英語で表現すると、She is seriously ill.「彼女は重病だ(彼女の病状は篤い)」となります。ここで使われるseriouslyは「深刻な」という意味の英単語であり、「(病気などが)篤い」という表現に特化した英単語ではありません。同様に、warm thanks「篤い感謝」またはa kind hospitality「篤いおもてなし」のように、和訳すれば「篤い」となる表現はあっても、「篤い」と=(イコール)で結ぶことのできる英単語はなく、その時と場面に合った英訳、和訳が必要となります。

    「あつい」という日本語1語に対して、今回ご紹介しただけでも、hot ・ warm ・ thickに加えseriously ・ warm ・ kindの計6つの英単語があてはまりました。このように、一つの単語から音や意味のつながりを手繰っていくのも、使える英単語の数を増やす方法として、お勧めです。

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